【MARS160現地レポート 火星歴10/2】
予期せぬ訪問者??
Anastasiya Stepanovaのレポートです。
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10月2日
私たちは孤独ではない。
7人の予期せぬ訪問者がハブに来た。ジェリー(ねずみ)のお話。
私はジェリー、モリネズミ。
砂も泥もきれいにふき取ったし、私の好みの物もガラクタとして処分された。でも私の好きな物もあったけど。
人間は常にしゃべり続けるけど、食べ物を決して残さない。ジェリーのことを気にしないので、人間は女性が食糧貯蔵室にシーズ缶や乾燥肉の箱をどのように運び込んだのか見ていました。
ジェリーは1階と2階の間の床に空いてる穴に逃げごみました。そこは安全な場所だからです。
ジェリーはその場所を快適な場所にしようと多くの時間を費やしました。小さな気泡ゴムの破片、布地、木材、これらを隅に寄せ集め、まるで美しい織物のようにした。
あれ、全部どこ行っちゃったの? 私の許可なしに全部持ち去るなんて、なんて失礼な。こんど暗くなって動くのを止め、寝静まったら、人間にマナーというのものを教えてあげなくちゃ。
ジェリーはベッドの淵に登り、そこは暖かく柔らかい場所でした。回りを見渡し、寝ている男性の優しい寝顔を見ていました。でも人間にかみつく計画を忘れてしまい、毛布の安全な場所を見つけて少し眠ることにしました。
人間はいつも動いていました。この男性は肩で私を振り払うので、ジェリーもよく眠れませんでした。
だから屋根裏に逃げ込みましたが、なんとそこにも人間が居ました。この女性はリンゴが印刷された金属板を指でたたいていました。彼女は笑いながら忙しそうに見えました。そのため、食べ物を探そうと彼女にもっと近づきました。でも彼女は私のことに気が付きました。これまでこんなに大きな目を見たことがありませんでした。
おそらく私がハンサムだったので驚いたのでしょう。私って最高の毛皮をまとっているんだもの。
自分にとって安全な場所がどこなのか、少し考えてみました。人間はいたるところにいます。人間の場所を侵略していいのでしょうか。
火星ネズミ、ジェリーのお話でした。これからもMars160のクルーとともに、ネズミ君の冒険について新しいお話を報告しますね。

Image: Courtesy of Mars Society