【MARS160現地レポート 火星歴10/3】
夕食はジャンバラヤ!
そして、その後MDRSで事件が!?
Anastasiya Stepanovaのレポートです。
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10月3日
今日の夕食はジャンバラヤに乾燥ソーセージとモントレージャックチーズを添えたものでした。ジャンバヤラのレシピはニューオリンズ式で、お米、ピーマン、スパイスを混ぜたものです。みんな満腹で幸福感にあふれ、全員明日の特別の夜のことを忘れていました。
消灯され、水用ポンプの停まり、ドアも閉まりました。私はベッドの中で体を転がしていました。一時間たっても寝付けませんでした。奇妙な感情が皮膚の下を漂っていました。しかし考えたのですが、この奇妙な感じは夕食の唐辛子が原因のようです。夕食に不安感を抱きました。
乾燥して温かい風、のどの渇き、不眠症。風、風、そしてさらに風。私のベッドが揺れているのを感じていました。すべての居住棟が金属と木材の声で叫んでいるように感じました。
突然、ピチャリという音を聞きました。ユースケとジョンは1回に走って下りて確認しました。結局エアロック室の外の扉が無くなっていました。風はドアを吹き飛ばすほど強かったのです。
内部ドアは無事でしたし、内部の空気には変化はありませんでした。もしこれが本当の火星だったら今回は安全だったとしても長期間は無傷では無理でしょう。火星なら宇宙服を着用しエンジニアリングロックから外に出るでしょう。なぜならもし主要出入り口から外に出たら居住棟全体の気圧が急激に下がるでしょう。
ドアの損傷は思ったほどではなく、修理には1時間程度で終わりそうです。この状態なら、地球から次の補給船が到着するまで長持ちするでしょう。
強風でラッチ(かんぬき、掛け金)の一つにひびが入り、割れたことでエアロックのドアが壊れた。我々は全システムを再度チェックした後にベッドにもどった。でもだれもこの夜は寝付けなかった。
朝になり、クルー全員が砂漠の風の音で眠れず、疲れ果てているように見えた。嵐は一日中続いた。トンネルを覆っている防水シートを一部めくりあげ、太陽電池パネルに砂埃をまき散らした。次のEVAではたくさんの保守管理作業をする必要があるだろう。
火星は我々に休息を与えてくれない。火星は我々に常に向かい風に立ち向かうことを求めているようだ。

Images below: Courtesy of Mars Society